ミニサイズながら小さくても段飾りのお雛様は、マンションやアパートのリビングにも収まる超コンパクト
2018.04.21 Saturday
今回完成しましたのは、縦横の大きさが10cm程度のミニサイズのタンスと、わずか12cmの長持ちを雛道具として飾り、お内裏様や三人官女、五人囃子は、超ミニサイズの雛人形を組み合わせています。毛せんも絹の布をわざわざ赤く染めて日本の美しさを出しています。
最近のようにマンションやアパート生活の方が多い場合には、ひな祭りやクリスマスのイベントも収納や飾る場所がないために、雛人形を買い控える方も多いはず。みかわ工房は、そんな住宅事情の方や転勤族、海外駐在の多い方のために30年前から「小さくても日本的で上品なお客様」を目標に様々な試みをしています。
このミニサイズのお雛様も、以前朝日新聞に取りあげられ「手のひらサイズの雛人形」として評判を呼び、それ以降雛人形業界が「コンパクトサイズのお雛様」に向かって行ったと言っても過言ではありません。
ひな祭りをコンパクトにすると言うことは、要らない物を省いてという事ではなく、江戸時代と同じく、マンション住まいでも必要な雛飾りや三段飾りはちゃんと揃えて日本的なひな祭りはしたい。と言う願いは叶えてあげなければなりません。
その為、雛道具には特にこだわり、今では見かけなくなった昭和、大正時代のアンティーク家具を探し、
現代にも使える小物入れの小箱として、ミニサイズの貝合わせを入れたり、菱餅などを納めることが出来る実用品にしています。